中道リース(8594)~道内インフラ投資を支えるリース企業、PER4倍代~

バリュー株

はじめに

近年、北海道はデータセンターの設置、半導体メーカー・ラピダスの設立、北海道新幹線の延伸など、さまざまな好材料が相次いでおり、道内経済への波及効果が期待されています。

参考資料:読売新聞オンライン「ラピダス効果で『熱気、想像以上』…企業進出、千歳や苫小牧、恵庭まで」

そこで、北海道を地盤とする建設機械リース会社である中道リース(8594)に投資妙味があるか考察しました。


事業内容(四季報より)

北海道を地盤とする建設機械リース会社であり、土木建機や車両リースに強みを持っています。関東・東北地域にも展開を進めており、利益の柱として不動産賃貸事業も手掛けています。

出典: 中道リースHP

転職サイトの口コミからも、道内において高い知名度と一定のプレゼンスを有していることが伺えました。さらに東北・関東でも事業拡大を図っています。


業績状況

今期は割賦契約の増加もあり、主力である輸送用機械の受注が堅調に推移しています。

出典:IRbank


今後の見通し

会社ホームページに記載された中期経営計画(2023年~2025年)によると、2025年度の経常利益は13億円を目標としています。しかし、大幅に目標達成(17億円)を見込んでおり、次なる成長目標の設定に注目しています。


ファンダメンタル(2025年8月16日 楽天証券より)

  • 予想PER:4.31倍
  • PBR:0.38倍
  • BPS:1,734円
  • 予想配当利回り:1.81%
  • 自己資本比率:7.6%

増配も継続しているなかで、PER 4倍台の割安水準にあります。

出典:IRbank

簡易的に安全率を計算すると、

(EPS×10 + BPS) ÷ 現在株価 = 153.9×10 + 1611.6 = 3150.6 ÷ 663 ≒ 4.75倍

ここまで割安に放置されている銘柄は非常に珍しいと考えられます。


株主優待について

2025年8月現在、株主優待制度は設けられていません。


株価推移と今後の注目点

株価は10年来の高値水準に位置しており、この抵抗線をブレイクアウトできれば、株価上昇が期待される展開となっています。

出典:YahooFinanceより

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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