30代で資産3,000万円を突破して感じた「やってよかったこと」8選

自己研鑽

先日の資産推移で報告しましたが、金融資産が3,000万円を突破しました。
私は2016年に社会人となり、コロナショックの2020年頃に株式投資を始めた初心者ではありますが、これまでの振り返りとして、やってよかったと思えること整理してみました。

資産形成というと難しく聞こえますが、実際には小さな選択の積み重ねです。これから資産を築こうと考えている方に、少しでも参考になれば幸いです。


① 妻と子供ができてから、お金の重要性を痛感

私は27歳で結婚し、29歳で長男が誕生しました。

結婚前の年収は500万円でしたが、田舎暮らしで家賃4,000円の独身寮暮らしていたことから、比較的可処分所得は多く、給料の大半を遊びに使っていました。貯金は会社の財形貯蓄を少ししていた程度です。

ただし、結婚・長男誕生を経て、住居費や教育費を試算すると、その額は想像以上でした。同僚・先輩もそこそこ快適な生活を送っているなかでしたが、もっと金銭的にも時間的にも自由度を持たせたいことから、資産形成に取り組むようになったきっかけでした


② コロナ禍・育休で「立ち止まる時間」を得た

2020年のコロナ禍。外出も制限され、育休も重なり、家族と過ごす時間が劇的に増えました。
お金のことだけでなく、「子供の将来」や「自分の人生をどうデザインしていくか」考える時間がとなりました。そして、当時の会社でキャリアを重ねても、自分の満足のいく生活水準に届かないことから、転職を考えるようになりました。


③ 金融リテラシーの勉強に時間を費やした

もともと読書が好きなのもあり、いろいろな手段で投資関連の書籍を読み漁りました。

  • 近隣の図書館を巡り、投資本を片っ端から読む
  • 面白そうな新刊があればすぐに購入。大抵はすぐにメルカリで売却し、格安で新刊にも触れていました

百冊以上の書籍を読み込んだことで、投資家の共通認識や普遍的な考え方が見えてきました。また、失敗する投資行動の理解も重要と感じています。

YouTubeもとても参考になりますが、深い思考や体系的な知識はやはり書籍が良いと思います。必要な時に見返すこともできる点も魅力的です。

また。最近は日経新聞を定期購読しており、最新の経済情勢を日常的にインプットするようにしています。


④ 社宅暮らしで住居費を圧縮

結婚後は社宅に入居していましたが、家賃が2万円とリーズナブルでした。

最初は少し抵抗もありましたが、すぐに慣れ、快適な生活が送れました。その分を投資に回したり、他の消費に回すことができたのは大きかったと思います。

さらに「マイホームを持たない」という選択をしたことで、県外への転職もスムーズに決断できました。住居費の節約と身軽さ、この二つは資産形成の大きな武器です。


⑤ 株価調整時に親から借金して投資

2022年頃、米国の深刻なインフレによりS&P500をはじめとして各種銘柄が大幅に調整していました。

今考えても思い切った行動だとは思いますが、親から資金を借りて、投資信託を買い増ししました。

「株価が20%下がった翌年は過去の歴史上、かなりの確率で株価が上昇する」というデータに基づき投資した結果、現在のS&P500が6300程度であり、投資額はドルベースで2倍に成長していることがわかります。

かなりハイリスクででしたが、きちんとリスクとリターンを理解したうえで、適切な借金を活用することの重要性を実感しました。

今後は不動産投資などでも、計画的にレバレッジを活かしていくつもりです。


⑥ 人間関係を選び直した

コロナや子育てをきっかけに、人間関係を整理しました。高校・大学時代の友人との飲み会は激減し、結婚式もいくつか欠席しましたが、生活には全く支障なく、むしろ自分の時間や家族と過ごす時間が増えたことは大きなメリットだと感じています。

それでも、本当に行きたい会食やイベントには参加していました。「毎回これは本当にいきたいのか」、きちんと考えてから判断することだと思います。

⑦ 好きなものは妥協しない

家具や洋服は、安さよりも品質を重視。数か月に一度は少し高価なアイテムを買い、長く使い続けます。過度な倹約は心をすり減らします。使うときは使うこれも資産形成を続けるうえで大事なバランスです。


⑧ 変な副業に手を出して失敗

農業、ECアパレル販売など、副業に挑戦しましたが、ほとんど収益にならず、時間だけが消えていきました。素直に転職して収入を上げる方が良かったですね。


おわりに

資産3,000万円の到達は、派手な一発逆転ではなく、小さな判断と習慣の積み重ねの結果です。
この8つの経験は、特別な才能や環境がなくても再現可能なものばかりです。

これからは「3,000万円から5,000万円」へのステップをどう踏むか。次のステージに向けた試行錯誤も、またここで共有していきたいと思います。

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