転職や副業に挑戦しようと考えたとき、最初に意識すべきことは「リソースの再配分」です。
自分の限られた時間やお金をどう使うかによって、その後の成果は大きく変わります。
金融投資と人的投資。若いうちは「自分に投資」すべき理由
投資には大きく分けて2つあります。
- 金融投資:株式や不動産などにお金を投じて、利益を得る方法
- 人的投資:スキルや知識に投資して、自分の市場価値を高める方法
特に若いうちは、金融資産よりも時間や体力といった「人的リソース」が豊富です。
そのため、自分に投資することでリターンを最大化するチャンスが広がります。
実体験として、人手不足が続く今の労働市場では、転職によって年収を上げることも十分可能です。
しかし、それを実現するためには「何に時間とお金を使うか」の見直しが欠かせません。
人的投資のためには「何をやめるか」がカギになる
新しいことを始めるには、まず今やっていることの棚卸しが必要です。
すべてを続けたままでは、時間も集中力も分散してしまいます。
私が実際にやめたこと
- 飲み会や結婚式は、どうしても行きたいもの以外は断る
- 惰性で続けていた社内のクラブ活動をやめる
「育児が忙しくて」「家庭の事情で」など、無難な理由でやんわりお断りしていました。
仕事をきちんとこなしていれば、ネガティブに捉えられることは少ないでしょう。
むしろ、たまに顔を出すことで「レアキャラ」として歓迎されるケースもあります。
これは『佐久間宣行のずるい仕事術』でも紹介されていました。
*ダイヤモンド社より
時間を作るには、仕事のやり方も見直す
残業を減らして定時で帰るようにすると、スキルアップの時間が作れます。
ただし、残業代が収入の一部になっている方もいるでしょう。その場合は、定時内での生産性を上げることがポイントです。在宅勤務や、管理の目が届きにくい時間帯をうまく活用して、自己研鑽の時間を確保するのも一つの方法です。
また、自分の業務にある程度の裁量を持てるようになれば、転職せずに今の職場でステップアップする道も見えてきます。
本当に価値がある仕事に集中する
以前の私は、新入社員の教育や社内の委員会活動などに熱心に取り組んでいました。
最初は学びも多かったですが、回数を重ねるごとに学びは減っていき、3人目の教育担当の際にはマンネリ化してしましました。これらの付随業務は、転職市場での評価にも繋がりにくい面もあるかなと。
リソースを注ぐ際は、エッセンシャル思考を持って、「将来の自分にとって意味のあること」に集中すべきです。
*かんき出版より
ただし、家族や恋人との時間は大切に
一方で、家族や恋人といった“本当に大切な存在”との時間は削ることは注意が必要です。
『ブチ抜く力』(与沢翼)では、受験のために恋人と別れたという、かなりインパクトのあるエピソードがありましたが、それはごく短期決戦の場合に限るのではないでしょうか。
*扶桑社より
多くの会社員生活は長期戦です。無理をして燃え尽きるよりも、無理なく積み上げられるペースで続ける方が、私のような一般人には合っているかなと考えています。
最後に|捨てることで、未来が広がる
まとめると、人的投資を最大化するためには、まず「やめること」を決める必要があります。
- 惰性の人間関係や同窓会は一度見直す
- 社内外の付き合いは、必要最小限に絞る
- 業務効率を上げて、時間と集中力をスキルアップに回す
- ただし、家族や恋人との時間は大切にする
時間もお金も有限だからこそ、何に使うかで未来が変わります。
ぜひ一度、リソースの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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