現在の市場状況について
2025年4月28日現在、
トランプ関税の影響により、株式市場全体が急落しています。
日経平均株価は、2025年1月7日の40,288.80円から、4月7日には31,156円へと下落。
高値から20%を超える大幅下落となっています。
足元ではやや回復の兆しも見られるものの、依然として不安定な情勢が続くことが予想されるため、
私自身、保有銘柄の見直しを行い、一部ポジションを整理しました。
*Yahoo financeから引用

主な売却理由
主に、以下の2点だと考えています
① 購入当初のストーリーから外れてしまったため
決算内容後の株価推移が好調だった銘柄や、流行セクターに乗ったモメンタム投資を狙いました。
一時はどの銘柄も10%程度の含み益がありましたが、トランプ関税ショックにより急激に株価が下落、
逃げ遅れてしまいました。
② 買値が高く、下落局面でのリスクが大きかったため
モメンタム投資は、ざっくり言うと「高値の銘柄を買って、さらに高値で売る」手法です。
とても良い本だと考えている、Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』(広瀬 隆雄 著)でも、「グロースすると思って買った株にすぐ利益が乗らない場合、その投資タイミングは間違っている可能性が高い」とされていました。
今回について言えば、個別銘柄もありますが、地合いが非常に悪かったため、
そもそもタイミング自体がよくなかったと反省しています。
売却した銘柄と振り返り
カプコン(9697)
- 購入理由
2月末発売予定の『モンスターハンター ワイルズ』のヒット期待から、事前に購入。 - 取引内容
DeNA株で得た成功体験から、ゲーム関連株への期待を高めて購入[①]
発売前に株価が動意づいたため購入し、発売時には織り込み済みで下落して動揺[②]
反発局面で買値付近まで戻ったため、売却を決断[③]

- 反省点
カタリスト(材料)前に株価が大きく上昇している場合、すでに多くの投資家が期待している可能性が高く、材料出尽くしになりやすいことを学びました。
今後は、カタリスト手前で大きく上昇した場合にはポジション調整を意識したいと思います。
ソニーグループ(6758)
- 購入理由
ソニーホンダの書籍を読み、エンタメと自動運転という成長領域に期待して購入。
エンタメ事業も堅調で、海外投資家からの人気も高く、本命視していました。

- 取引内容
決算後の好感を受けて段階的に買い増し[①][②][③]
ソフトウェア企業であるため関税影響は限定的と判断しホールドしていましたが、
景気後退リスクにより大型株が一斉に売られ、想定外の下落に巻き込まれました。 その後株価が回復したタイミングで売却[④]

- 反省点
長期視点と短期視点が混同してしまい、明確な目標株価や売却基準が曖昧なまま購入してしまったこと。勢いで投資判断を下してしまった点、基礎基本を改めて大切にしたいと感じました。
タイミー(215A)
- 購入理由
売上高成長率が高く、実際に周囲のスーパー等でも利用が増えていたため成長期待を込めて購入。 - 取引内容
決算後の伸びを見て小規模エントリーし、株価上昇が一服したタイミングで買い増し。
ただし、平均取得単価が1,500円付近と高く、下落リスクも意識していたため、
関税ショックからの回復後、ポジションを解消しました。

- 今後について
引き続き成長期待のある銘柄と捉えており、ボラティリティが大きい分、
再び株価が下落した際には積極的に拾っていきたいと考えています。
全体を振り返って
今回は、モメンタム投資の比率を高めすぎたことで、
株価の変動に迅速に対応しきれなかった反省があります。
本来、長期保有前提の銘柄と、モメンタム重視の銘柄はしっかり区別すべきでした。
また、現在は内需株や中小型バリュー株が注目されていますが、
これらについても焦らず、慎重に時間をかけて選定していきたいと思っています。
輸出銘柄には引き続きリスクが残るものの、
中長期で割安感がある企業については、じっくりと保有する選択肢も模索していきます。
いずれにしても、すでにある程度ポジションを持っていること、
そして足元での急反発も踏まえ、今後の資金投入は慎重に進める方針です。
✏️まとめ
- モメンタム投資は特に地合いを重視。
- カタリスト手前での株価上昇には注意。
- 長期視点と短期視点を混同しない。
- 今後は内需・バリュー銘柄を、焦らず丁寧に選定していきたい。
ここまでお読みいただきありがとうございました
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