[企業概要]
株式会社アシックスは、1949年に創業者・鬼塚喜八郎氏によって設立され、スポーツ用シューズやスニーカー、アスレチックウェアなどを製造・販売しています。
特に、スポーツシューズに強みを持ち、特にマラソン競技やバレーボールなどで高いブランド力を誇っています。現在、日本国内の同業界で売上高一位を誇っています。
世界のスポーツブランド売上ランキングでも8位に位置しており、今後さらなる成長が見込めると考えています。出典:COPILOTより作成
[着眼点]
①世界的なアシックスブーム[短期]
②円安継続による追い風[短期]
③世界全体での人口拡大による市場拡大[長期]
①世界的なアシックスブーム
私がアシックスに注目したきっかけは、近年ファッショントレンドとして名前をよく見かけるようになったからです。
例えば、Kiko Kostadinov(キココスタナティブ)、KITH(キス)、JJJJound(ジョウンド)など、人気なクリエイターやショップとコラボを発表しており、定価以上の価格で取引がされています。
出典: StockX
出典: スニーカーダンク
出典: StockX
インラインのモデルもとても人気があり、 GQファッションアワード2023 スニーカー・オブ・ザ・イヤーに[GEL-KAYANO 14]が選出されています。
出典:GQ
グーグルトレンドでの検索数も2023年後半より増加傾向が見られることから、このトレンドはしばらく継続すると考えています。(全世界を対象)
出典 Google Trends
②円安継続による追い風
円安トレンドがいつまで続くかは不明確ですが、米連邦準備制度(FRB)の政策転換が必要になると可能性が高いとされており、個人的には2024年は円安トレンドが継続すると考えています。円ベースでの売り上げ高増加やインバウンド需要を加味すると、追い風になると考えています。
③世界全体での人口拡大による市場拡大
ライフスタイルの変化や健康意識の高まり、世界人口の増加や可処分所得の増加により、市場規模は着実に成長していく見込み。
出典: 履物産業を巡る最近の動向
令和2年4月 経済産業省製造産業局生活製品課より
[基礎データ]
PER:30.05倍 PBR:5.28倍 利回り:1.19%
出典: Yahoo ファイナンス(2024年2月18日時点)
将来性を織り込まれて、割安とは言えない水準だと思います。
[株主優待]
自社直営店舗およびオンラインストアでの割引券
出典: Yahoo ファイナンス
使用しない場合は、メルカリで販売してもよいかもしれません。
(40%割引券券は2万円程度で売れていました。)
[まとめと所感]
アシックスは近年好調に業績が推移しており、今後も高い成長が期待できます。株価はこの2-3年で急激に上昇しているため、買いタイミングが難しいですが、直近高値から10-20%下落したすれば、面白いかもしれません。
ただし、投資するタイミングでブームが下火になっていないことを確認したほうが良いと思っています。というのも、スポーツブランドは絶対王者のナイキ、アディダスをはじめ、近年はOnやHokaなどの新興ブランドの勢いがあることから、かなり厳しい市場とみています。
私であれば、現場情報(トレンドは継続しているか*)/IR情報(計画を達成できているか)の双方を加味して、投資判断を行います。
*スニーカー系youtuberや、スニーカーブログ、最寄りの実店舗の状況の確認などを考えていますが、スニーカー好きな同僚と雑談するのが、手っ取り早いかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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