滋賀銀行(8366)~三方よしを理念に、非対面ローンで全国展開~

バリュー株

はじめに

私は賃貸用の戸建て物件を 1 棟保有していますが、滋賀銀行は同社が提供する不動産投資ローン「ジャストサポート」は非常に人気となっています。

地銀株は昨今の金利上昇環境も追い風となっていることから、同社の投資妙味について考察しました。

事業内容(四季報より)

滋賀県内では融資シェア 4 割超を占めつつ、県外でも積極的に事業を展開しています。財務基盤は堅固で、不動産関連や環境関連の融資を得意としています。
非対面型での全国展開や富裕層向けサービスにも強みを持ち、2028年度には残高3000億円を目指しています。

同社は、近江商人の理念である「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」をパーパス(存在意義)として掲げています。

業績状況

利回りの上昇により、資金利益は傾向にあります。


出典:irbank

今後の見通し

第8次中期経営計画(計画期間:2024年4月〜2029年3月)では、財務指標として ROE(連結)を 2028年度に 5%以上、中長期的には 8%以上を目指しています。また、2028年度には連結当期純利益 300 億円の達成を掲げています。

2026年度200億円(見込み)から、大幅な利益成長が期待できます。

ファンダメンタル(2025年11月28日 楽天証券より)

  • PER:15.36倍
  • PBR:0.70倍
  • 予想配当利回り:1.83%
  • 自己資本比率:5.91%

他の地方銀行株と比較すると配当利回りは突出して高い水準ではありませんが、増配傾向が続くのであれば、投資対象として注目できると考えます。

BPSが非常に積み上がっており、キャッシュリッチな企業であるといえます。

株主優待について

滋賀県の特産品を選べるカタログギフトが贈呈されます。優待権利を獲得するには約140万円の投資額が必要となり、長期保有が前提となるため、ややハードルは高めです。
なお、2026年4月1日に実施予定の株式分割(1→5)後は、基準株式数が5株換算に変更されます。

優待内容自体は種類も豊富で魅力的といえます。

株価推移と今後の注目点

株価は4月の関税ショック後に反発し、その後は6,000円前後で推移してきました。直近では最高値を試す動きとなっています。


出典:Yahoo! Finance

ここまでお読みいただきりありがとうございました。

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