ON Holding(ONON)〜世界で伸びるプレミアムスニーカー銘柄〜

グロース株

はじめに

On(オン)のスニーカーは、国内では2020年頃からファッションやスポーツへの感度が高い方々を中心に人気を集めてきました。

ここ1〜2年は、そのクリーンなデザイン性から、オフィスシーンや女性の着用者も増えている感覚があり、Google trendからも好調な推移が見られます。


※出典:Googleトレンド: [On スニーカー]

Onのスニーカー最大の魅力は、「CloudTec(クラウドテック)」と呼ばれるミッドソール構造が生み出す、高いクッション性と優れた履き心地にあります。その洗練された外観から、「シューズ界のApple」と称されることもあります。

*ON公式サイトより

今回は、このOnを展開するOnホールディングス(ティッカー:ONON)について、投資対象としての妙味があるかを検証いたします。

*参考資料: President Online ランニングシューズ界のアップル「On」が成長率1位になった理由


事業内容と今後の見通し

Onホールディングスは、2025年6月時点で60か国以上にわたり事業を展開しています。ランニングシューズを中心に、アパレル分野への展開も進めており、グローバルな成長を続けている企業です。


売上高は引き続き大幅な成長を示していますが、前年比の成長率は30%を下回る水準にまで鈍化しており、成長のペースは徐々に落ち着きつつある印象です。


※楽天証券データより作成

2025年度第1四半期(FY2025 Q1)では、新製品「Cloudsurfer 2」および「Cloud 6」の販売が好調だったことを受け、通期の売上成長率見通しを+28%へ上方修正しています。

一方で、関税政策に関する不透明性にも言及しており、リスク要因として慎重に注視する必要があります。2025年6月1日時点では、トランプ大統領がスニーカーなどアパレル製品に対して大幅な関税を課す姿勢は示していないとされています。


ファンダメンタルズ(2025年5月30日時点/楽天証券より)

  • PER(株価収益率):65.13倍
  • PBR(株価純資産倍率):11.37倍
  • 配当利回り:–(無配)
  • 自己資本比率:58.56%

成長性の高い銘柄ではありますが、PERが60倍を超えており、割高感は否めません


株価推移と今後の注目点

※出典:Yahoo! Finance

足元の株価は一時的な調整局面を経て再び上昇し、過去最高値圏で推移しています。長期チャートを見ると、2023年頃から明確な上昇トレンドを形成しており、24カ月移動平均線を下回る場面では積極的に買い向かう戦略が有効であると考えています。

実は本銘柄、2022年頃から継続的にウォッチしていたものの、エントリーのタイミングが難しかったことや、他銘柄を優先していた背景から、これまで実際の取引には至っていません。ただし、今後好機があれば、積極的に参入していきたいと考えています。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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